四日市港管理組合

四日市港管理組合総務課

HOME > 四日市港の概要 > 四日市港のキホン[四日市港の姿]

四日市港の姿

四日市港のキホン

 明治32年(1899)8月4日に開港した四日市港は、主に羊毛、綿花の輸入港として栄え、昭和27年(1952)には、外国貿易上、特に重要な港として特定重要港湾に指定され、平成23(2011)年には国際拠点港湾に名称が改められました。
 四日市港は中部圏における代表的な国際貿易港として、また、我が国有数の石油コンビナート等を擁するエネルギー供給基地として重要な役割を担っています。
 昭和44年(1969)からコンテナ貨物の取り扱いを開始するなど国際海上輸送のコンテナ化にも迅速に対応し、東南アジア、中国航路をはじめとするコンテナ定期航路網は年々充実しつつあります。
 これからの四日市港は、多様化する物流需要に応えるため、また、物流合理化の進展に対応すべく、一層の港湾機能の拡充を進めるとともに、広く市民に愛され親しまれるウォータフロントの創造をめざし、港づくりを進めていきます。

 

 オーストラリア東部に位置するシドニー港と四日市港は、古くから羊毛の貿易を通じてつながりが深く、その関係から昭和43年(1968)10月24日に姉妹港提携を締結しました。
 また、シドニー港では、平成13年(2001)3月に、ボタニー湾を一望できる公園に、両港の友好を記念した展望台が設置されました。

    
ボタニー湾           展 望 台           提携30周年

①第1埠頭

番 号 岸 壁 名 水 深(m) 延 長(m) けい船能力
船級(D/W) 隻数
第1埠頭1号岸壁 -5.5 100.0 2,000 1
第1埠頭2・3号岸壁 -8.5 245.0 10,000 1
第1第2埠頭間6号岸壁 -3.0 179.0 300 3
公共上屋:6棟10,354㎡1ふ頭では主に化学薬品、合成樹脂などを取り扱っています

②第2埠頭

番 号 岸 壁 名 水 深(m) 延 長(m) けい船能力
船級(D/W) 隻数
第2埠頭9号岸壁 -10.0 200.0 15,000 1
第2埠頭10号岸壁 -5.5 200.0 2,000 2
第2埠頭11号岸壁 -10.0 200.0 15,000 1
第2埠頭12号岸壁 -5.0 140.0 1,000 2
第2埠頭19号岸壁 -5.0 110.0 1,000 1

公共上屋(5棟):11,849㎡/公共荷さばき地:10,766㎡/モータープール:2,787㎡/穀物サイロ(専用):58,950t
第2埠頭では、主に穀物、国内向けの自動車な どを扱っています。
また穀物専用のサイロもあり、中部地区の穀物供給基地としての役割を果たしています。

③第3埠頭

番 号 岸 壁 名 水 深(m) 延 長(m) けい船能力
船級(D/W) 隻数
第3埠頭13号岸壁 -12.0 245.0 30,000 1
第3埠頭14号岸壁 -10.0 220.0 15,000 1
第3埠頭15号岸壁 -10.0 245.0 12,000 1
第3埠頭16号岸壁 -7.5 114.0 5,000 1
第3埠頭17_18号岸壁 -7.5 163.0 2,000 2

公共上屋:3棟12,417㎡/公共荷さばき地:5ヵ所30,107㎡/荷役機械(穀物専用):800t/h×1基
ここでは、主に外航船による穀物、鉱石などが取り扱われています。この埠頭の南側の13号岸壁には、800トン/時の処理能力を持つ、穀物専用の荷役機械が備えられ、効率的な荷役作業が行われています。
----------------------------------
← 800t/h機械式連続アンローダー

④石炭埠頭

番 号 岸 壁 名 水 深(m) 延 長(m) けい船能力
船級(D/W) 隻数
石炭埠頭7号(A)(B)岸壁 -7.5 125.0 5,000 1

⑤霞ヶ浦南埠頭

番 号 岸 壁 名 水 深(m) 延 長(m) けい船能力
船級(D/W) 隻数
霞ヶ浦南埠頭22号岸壁 -14.0 280.0 60,000 1
霞ヶ浦南埠頭23号岸壁 -12.0 240.0 40,000 1
霞ヶ浦南埠頭24号岸壁 -12.0 240.0 40,000 1
霞ヶ浦南埠頭25号岸壁 -12.0 240.0 40,000 1
霞ヶ浦南埠頭26号岸壁 -13.2 300.0 30,000 1
霞ヶ浦南埠頭27号岸壁 -12.0 240.0 25,000 1
霞ヶ浦南埠頭70-73号岸壁 -4.5 300.0 700 4
霞ヶ浦南埠頭74号岸壁 -7.5 130.0 5,000 1
霞ヶ浦南埠頭75号岸壁 -7.5 130.0 5,000 1
霞ヶ浦南埠頭30-36号岸壁 -4.5 420.0 700 7
霞ヶ浦南埠頭37-44号岸壁 -5.5 630.0 2,000 7
霞ヶ浦南埠頭60-62号岸壁 -7.5 390.0 5,000 3
霞ヶ浦地区総面積:約3,830,000㎡ 南埠頭総面積:約1,280,000㎡

南埠頭22号岸壁背後施設

公共荷さばき地:12,183㎡

石炭貯炭施設(専用):
 貯炭場面積151,854㎡ / 貯炭能力1,000,000t / 年間取扱能力3,000,000t
荷 役 機 械:
 アンローダー 荷役能力1,500t/h×2基 / アウトリーチ26.0m以上
 シップローダー 荷役能力1,200t/h×1基 / アウトリーチ17.9m以上

南埠頭23号岸壁背後施設

公共荷さばき地:12,897㎡

荷 役 機 械:
 アンローダー 荷役能力1,800t/h×1基

南埠頭25号岸壁背後施設

公共荷さばき地(2カ所):55,379㎡

バケットエレベータ式アンローダー

船から石炭等ばら物を陸揚げする荷役機械で、機械先端にバケットエレベーターを取り付け、荷物のかき寄せ、持ち上げ行為により連続的に荷役を行い、能力も比較的大きく粉塵の発生も少ない装置。

グラブバケット・ロープトロリ式 | 橋形アンローダー

船から鉱産物等のばら物を陸揚げする荷役機械で、橋型桁上部のバケットを横行させて、船からバケットでつかみホッパーへ入れ、更にシュートでトラックに積み込む装置。

コンテナターミナル

=コンテナターミナルのご紹介=

ガントリークレーン

橋型クレーンのことで橋型桁と一定の間隔を置いて設けた2本の走行脚でささえ、脚下部には軌条上を走行する車輪又は舗道上を走行するタイヤを有し、橋型桁上部のトロリーを横行させて荷役を行なうクレーンをいう。コンテナを専門に取扱うものにトランスファークレーン、コンテナクレーンがある

自動車運搬船

自動車を運搬するために作られた専用の船で船倉は多層階の構造になっており、貨物とする自動車は自走で積込み又は荷降しされる

走行起伏シャットル式シップローダ

地上ベルトコンベアで送られてくる石炭等ばら物を連続的に効率よく船積みするための荷役機械であり、走行により荷物を積む位置へ移動させ、起伏にてブーム(腕)を上下させて高さをきめ、シャットルで岸壁からの巾をきめ、荷役する装置である。

⑥霞ヶ浦北埠頭

番 号 岸 壁 名 水 深(m) 延 長(m) けい船能力
船級(D/W) 隻数
霞ヶ浦北埠頭80号岸壁 -14.0 330.0 50,000 1

⑦シーバース

施 設 名 けい船能力 水深
昭和四日市石油シーバース(SSB) 275,000dwt -22.0m 1unit
コ ス モ シ ー バ ー ス (CSB) 314,000dwt -20.8m 1unit

現在、四日市港の輸入貨物の約90%が原油やナフサであることからも明らかなように、四日市港はエネルギー港湾として発展してきました。原油は主に沖合約6kmの海上に設置されている2基のシーバースから海底パイプラインを通じて、陸上に設置されたタンクへと送られます。
 四日市港にはこのようなシーバースを含め、原油や石油製品の荷揚げのための外航大型タンカー用さん橋があり、臨海部の石油化学コンビナートへの原材料供給や国内の石油エネルギー需要に応えています。

=原 油=

原油は主に沖合約6kmの海上に設置されている2基のシーバースから海底パイプラインを通じて、陸上に設置されたタンクへと送られます。四日市港にはこのようなシーバースを含め、原油や石油製品の荷揚げのための外航大型タンカー用桟橋があり、臨海部の石油化学コンビナートへの原材料供給や国内の石油エネルギー需要に応えています。

=LNG(液化天然ガス)=

最近、クリーンな石油代替エネルギーとして脚光を浴びているのがLNGです。カタールやインドネシアなどから専用タンカーによって運ばれてきたLNGは、霞ヶ浦地区と川越地区の企業の専用桟橋で一旦荷揚げされ、主に都市ガスや火力発電所の発電用燃料として使用されています。

=LPG(液化石油ガス)=

霞ヶ浦地区にはLPGの輸入・備蓄基地があり、専用タンカーによって輸入されたLPGは内航タンカーなどによって国内各地に配送されています。

=石 炭=

第2次オイルショック後の脱石油気運が急速に高まる中、四日市港では本格的な石炭中継基地を設立し、以後、合理的で経済的な取り扱いを続け、地域産業・地域経済の発展に大きく貢献してきました。また近年は環境保全整備にも力を注ぎ、クリーンな備蓄基地の運営を実現しています。

⑧⑨LNG・LPG受入桟橋

番 号 主な係留施設 船隻数 延 長(m) 水 深(m) 主な取扱貨物
LNG受入桟橋 1 -14 LNG
LNG・LPG受入桟橋 1 -14 LNG・LPG
ページトップへ