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政策 2 都市・住民とともにあるみなと・四日市港づくり |
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人々が憩い、楽しむことができ、都市と共に活性化し、住民を元気にし、住民の暮らしを守っていく頼もしいみなと |
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施策 201 親しまれるみなとづくり |
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目 的 |
対 象 |
四日市港が |
意 図 |
県民・市民に親しまれ、誇れる港となっている |
施策目標 項 目 |
四日市港におけるイベントの参加者数等 |
目 標 値 |
100,000人 |
現 状 値 (2010年度) |
92,317人 |
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〔施策目標項目の説明〕 |
四日市港管理組合が関わる、四日市港で開催されるイベントの参加者数、公園・緑地などの施設で行われるイベントなどの利用者数及び展望展示室の入場者数 |
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現状と課題 |
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四日市港においては、従来から、「四日市港まつり」をはじめとした四季折々のイベントを開催するなど、港を訪れ、ふれあい、理解していただけるよう様々な機会を提供してきました。さらに、四日市港の歴史やしくみ、産業や物流における役割など、港のことをより一層知っていただくため、2008年度からは「四日市みなと講座」を企業や四日市市等関係する行政機関と連携して開講したほか、三重大学と共同で、旧港周辺(四日市地区)を中心に「親しまれる港づくりワークショップ」を開催し、四日市地区の魅力を発見するとともに、その魅力を活かす「親しまれる港づくりのための100のアイデア」が参加者から提案されるなどの成果も生まれているところです。 また、四日市港には、2007年度末に全面開園した富双緑地を始め、13箇所、延べ面積約25.1haの緑地・公園があり、散策、憩いの場所として、あるいはイベントや行楽の場として利用されています。そして、これらの緑地・公園は朝明地区から霞ヶ浦地区にかけて点在していることから、市と連携して案内看板を設置し、ネットワーク機能(回廊性、連続性)を高めました。 今後、四日市港において、今も残る歴史的遺産や景観、緑地・公園のネットワーク等を活かしつつ、四日市市が進めるまちづくりの取組と連携した「みなとまちづくり」を進めていくためには、港に関わる、あるいは関心のある多様な主体が連携して展開していくことが不可欠です。そのため、連携の場づくりや人材の養成、活用など、これまで以上に連携を深化させていくことが今後の課題です。それと同時に、港湾空間利用の検討など、ハード面の対応も課題です。 また、四日市港の魅力や役割について、県民・市民にもっと知ってもらうための情報の発信については、各種イベントの実施や、展望展示室においてコンビナートの夜景などを観賞しながら多くの県民・市民にくつろいでいただけるよう、ドリンクスペースの設置や、開館時間の延長等を行い、PRしてきたところです。今後さらに、効果的、効率的な情報発信を進めていくことが必要です。 |
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施策の取組方向 |
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旧港周辺を中心に開催した親しまれる港づくりを進めるための「ワークショップ」で提案されたアイデアを活かして、県民・市民、企業、関係団体、行政など多様な主体との連携を深めるとともに、協働によるイベントの実施に取り組みます。 また、四日市港の歴史や港のしくみ、役割について学ぶ講座などを通じて、港の理解者を増やしていくとともに、将来のみなとまちづくりの担い手を養成するなど、多様な主体と協働して、もっと港のことを知っていただくための取組や港とふれあう機会の増大に努めます 緑地・公園については、県民・市民がこれまで以上に安全に憩い、くつろぐことができるよう、よりきめの細かい維持管理を行うとともに、適切な港湾空間利用の検討を行いつつ、歴史的景観が残されている千歳運河沿いにおける快適な空間の整備にも取り組んでいきます。 ポートビル展望展示室「うみてらす14」については、四日市港の歴史や文化、港そのものの役割・機能について理解を深めるための機会を提供するとともに、港に親しんでいただくための拠点施設として、展示を適切に更新しつつ、四季のイベントなども充実させていきます。 さらに、魅力あるイベント情報や港の施設の魅力を各種の印刷物や広報媒体を活用して港情報の発信を強化していきます。 |
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事 業 20101 |
多様な主体による連携と協働の推進 |
目的 |
対象 |
四日市港を親しまれる港とするための取組が |
意図 |
地域住民、ボランティア、市民活動団体、港に関係する団体・企業・行政機関などとの連携・協働により進められている |
事業目標 項 目 |
港を活用したイベント等の開催件数 |
目 標 値 |
50件 |
現 状 値 (2010年度) |
37件 |
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〔事業目標項目の説明〕 |
四日市港で開催されるイベントの開催件数(管理組合で把握可能なもの) |
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四日市港まつり、秋のみなとフェスタ、客船等の歓迎イベント |
● |
展望展示室での四季のイベント(花火大会見学会、クリスマスコンサート、初日の出を見る会等) |
● |
四日市みなと講座、語り部養成研修 |
● |
地域住民、市民活動団体、観光協会、鉄道事業者などが緑地・公園ほか港の施設を利用(届け、許可、管理組合後援など)して実施する活動、イベントなど |
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事業の概要(主な取組) |
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多様な主体との連携の強化 |
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主に四日市地区を中心として、ワークショップで提案された100のアイデアの実現可能性や実施に伴う課題などについて、イベント実行委員会を通じて地域住民、ボランティア、市民活動団体、企業、団体、四日市市ほかの行政機関などと協議するなど連携を深めます。 |
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関係機関、住民等との協働によるイベントの実施 |
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港に関係する機関、団体、企業や港サポーター等のボランティア、地域住民などと連携し、「四日市港まつり」をはじめとするイベントを開催します。また、県民・市民を対象に、みなとの理解者を増やしたり、担い手を養成する「四日市みなと講座」などを開講します。 なお、イベントなどの実施にあたっては、四日市市のまちづくりや産業観光の視点も踏まえながら取り組むこととします。 |
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事 業
20102 |
人が憩うみなとの拠点づくり |
目 的 |
対 象 |
四日市港が |
意 図 |
人々が集い、憩う心安らぐ場となっている |
事業目標 項 目 |
千歳運河における緑地整備の延長 |
目 標 値 |
30m |
現 状 値 (2012年度) |
0m |
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〔事業目標項目の説明〕 |
千歳2号〜5号物揚場の全延長(1,084m)のうち、緑地の基盤となる護岸の整備延長 |
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事業の概要(主な取組) |
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適切な港湾空間利用の検討 |
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市民に親しまれる港づくりに資するために、物流機能にも配慮しつつ、あるべき港湾空間利用を検討し、それを実現するために必要な土地利用規制等のあり方を検討します。 また、市民(NPO)、企業、港湾団体、商工団体、四日市市等と「みなと空間検討会議(仮称)」を設置し、協働によるみなと空間の整備について検討します。 |
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親しまれる空間としての整備検討 |
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四日市地区において、市民に親しまれる交流空間の形成を図るため、老朽化した千歳運河物揚場の石積みの補修や、緑地としての再整備に着手します。 |
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緑地・公園の維持管理 |
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四日市港管理組合が管理する緑地・公園について、定期的なパトロールの実施など、適切かつ効率的に維持管理することで、四日市港を訪れる人々や、四日市港で働く人々が憩い、くつろぐことのできる空間を維持していきます。 また、緑地・公園のパトロールや清掃活動などについて、ボランティアなど多様な主体との連携を図ることで、よりきめ細かな維持管理に努めます。 さらに、点在する緑地や公園を一体的、連続的に利用できるよう、引き続き緑地・公園のネットワーク機能の強化に努めます。 |
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事 業 20103 |
みなと情報の発信 |
目 的 |
対 象 |
四日市港に関する様々な情報が |
意 図 |
県民、市民に発信されている |
事業目標 項 目 |
四日市港に関する情報の発信件数 |
目 標 値 |
250件 |
現 状 値 (2010年度) |
160件 |
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〔事業目標項目の説明〕 |
四日市港の施設の魅力や四日市港で実施されるイベントなどの情報がさまざまな広報媒体を通じて発信されている件数 |
● |
四日市市の広報紙、テレビ・ラジオ、新聞、情報誌、インターネット、機関誌などに情報提供、取材協力して掲載された件数 |
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管理組合が発行する印刷物(四日市港ニュース、イベントチラシなど)の発行回数、管理組合ホームページへのイベントなどの掲載件数 |
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事業の概要(主な取組) |
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魅力ある展望展示室の運営 |
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四日市港ポートビル展望展示室「うみてらす14」が、訪れる人に港に親しみ、港への関心を高めてもらう施設として魅力を高めるとともに、社会見学や産業観光、コンビナートの夜景観賞などを通じて、入場者数増や、入場者満足度の向上に努めます。 また、四季のイベント(花火大会見学会、クリスマスコンサート、初日の出を見る会)など魅力のある取組を充実させることなどを通じて展望展示室のアピール度を高めます。 |
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各種媒体による情報発信 |
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四日市港についての情報をより多くの県民・市民に知らせるため、「四日市港ニュース」「四日市港要覧」「PORT OF YOKKAICHI」等の印刷物に加え、ホームページやイベントチラシを活用し、時機を見た効果的な情報発信を行います。また、イベント情報の発信などで鉄道事業者や観光協会ほかテレビ・ラジオ、新聞、生活情報誌など各種媒体への情報提供等により広報の充実に努めます。 |
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施策 202 暮らしの安全・安心の確保 |
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目 的 |
対象 |
四日市港の背後地域の安全・安心が |
意図 |
守られている |
施策目標
項 目 |
高潮などの災害による浸水で四日市港背後地域の住民等に被害を及ぼした災害の数 |
目 標 値 |
0件 |
現 状 値
(2010年度) |
0件 |
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〔施策目標項目の説明〕 |
高潮、津波、高波により、四日市港管理組合が管理する防潮扉等の施設や、管理組合の防災体制が機能せず、四日市港背後の住民や企業などに、床下浸水以上の被害を及ぼした災害の数
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現状と課題 |
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海岸保全施設は、そのほとんどが、伊勢湾台風による災害後に築造されたものであり、老朽化が進んでいることから、富洲原港地区・富田港地区等において補強対策を推進し、護岸の耐震機能を向上させました。同時に、必要性の低い防潮扉の壁化を進め、安全性を高めてきました。 今後も、大規模地震に備え、海岸保全施設の耐震性能を向上させるよう、早急に護岸の補強対策を進め、直背後の住民の安全・安心を確保していく必要があります。 組合内部の防災体制については、職員に対し防災研修や、防災訓練を実施し、防災体制の実効性を検証しました。さらに、地元の自治会、企業等と「津波発生時等における防潮扉及び樋門の開閉に関する協定」を締結するとともに、地域住民の方々に、防潮扉操作説明会を実施し、協定の実効性確保と防災意識の向上に努めました。 今後も、地域との連携も含めて港としての防災体制の実効性を確保し、常に災害に備える必要があります。 また、東日本大震災を踏まえ、ハード・ソフト両面において必要な対策を講じていかなくてはなりません。 現在、四日市港における耐震強化岸壁として、霞ヶ浦南ふ頭23号岸壁がありますが、東海・東南海・南海地震発生の切迫性が指摘されるなか、市街地に近い四日市地区においても、緊急物資輸送用の耐震強化岸壁の整備に着手したところであり、今後、的確に進めていかなくてはなりません。 |
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施策の取組方向 |
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海岸保全施設の耐震性能向上のため、護岸の補強対策を推進するとともに、防潮扉、水門、樋門を含めた施設の点検、補修を行います。 今後も引き続き、管理組合の防災体制の充実を図るため、訓練の実施により出動する職員のスキルを向上させ、高潮・津波等の災害発生時には、迅速に防潮扉を閉鎖し、浸水被害を未然に防止するよう努めるとともに、防潮扉説明会、地区防災訓練等の機会を捉えて、地域住民の防災活動の実効性と防災意識の向上に努めます。 また、東日本大震災を受けた国等の動向を見極めながら、事業計画、防災体制の見直しなど必要な対策を講じます。 災害復興活動を支援するため、災害協定について、その実効性を維持するために、締結している団体と連携した訓練を実施します。 高潮、津波によるコンテナなどの流出防止のため、港湾ユーザーなど関係者と連携し、実働訓練を実施します。 緊急時の物資輸送や災害復興活動を支えるため、市街地に近い四日市地区第3ふ頭15号岸壁の耐震化整備を進めます。 |
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事 業
20201 |
防災対策の推進 |
目 的 |
対 象 |
海岸保全施設等の背後圏の安全・安心を守る施設が |
意 図 |
整備され、適切に運用されている |
事業目標
項 目 |
防潮扉操作説明会等の実施率 |
目 標 値 |
4年間で100% |
現 状 値
(2011年度) |
22.1% |
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〔事業目標項目の説明〕 |
津波協定(津波発生時等において、管理組合が管理する防潮扉等の開閉作業を地元自治会等が行うため、必要な事項を定めた協定)締結先の地元自治会等に対する、防潮扉の開閉作業に関する説明会、訓練等の実施率 |
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事業の概要(主な取組) |
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海岸保全施設の整備、維持補修 |
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富田港地区や運河地区の護岸改修など、四日市港の海岸保全施設について、「海岸保全施設技術基準」に対応した整備・更新を図るなど、適正な海岸保全機能を有するものに整備していきます。
また、巡視・点検・修繕の実施など、四日市港の海岸保全施設について、海岸保全の機能を正常な状態で維持し続けるため、より適切な維持管理と迅速な補修に努めます。 |
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防災体制の充実 |
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地震・津波・高潮などの災害に備える防災体制が、災害時にその機能を十分に発揮できるものとなるよう、地域住民、近隣企業や、関係機関等との連携を強化するとともに、業務の継続性も考慮した職員研修などの実施、マニュアル等の検証・見直し、また、本部会議の効果的な運営など、その災害対応力を高めていきます。
同時に、高潮・津波等の災害発生が予想される時の防潮扉等の閉鎖が速やかに行われるよう改修を進めるとともに、防潮扉操作説明会・実働訓練などの実施、マニュアル等の検証・見直しなど、防潮扉等の閉鎖にかかる実効性を高めていきます。
また、高潮、津波によるコンテナなどの流出防止のため、港湾ユーザーなど関係者と連携し、実働訓練を実施します。 |
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地震・津波対策の見直し |
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東日本大震災を受けた国等による被害想定、津波浸水予測、耐震基準の見直しや液状化対策の検討などの動向を注視し、事業計画、防災体制の見直しなど、ハード・ソフト両面において必要な対策を講じます。 |
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海岸移管に向けた取組 |
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四日市港港湾区域内の背後地域の海岸管理の適正化を図るため、港湾区域と海岸保全区域が重複又は隣接する海岸について、それを管理するにあたり必要となる条件の整理を行う等、関係機関と調整を図ります。 |
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事 業
20202 |
災害復興活動への支援及び治安対策の推進 |
目 的 |
対 象 |
災害復興活動への支援及び治安対策が |
意 図 |
地域住民にとって安心できるものとなっている |
事業目標
項 目 |
緊急物資輸送用に整備した耐震強化岸壁の数 |
目 標 値 |
2バース |
現 状 値
(2010年度) |
1バース |
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〔事業目標項目の説明〕 |
緊急物資輸送用の耐震強化岸壁を四日市地区に整備 |
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事業の概要(主な取組) |
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耐震強化岸壁の整備 |
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大規模地震発生時に緊急物資輸送が円滑に行われるよう、整備済みの南ふ頭23号岸壁に続き、市街地に近い四日市地区第3ふ頭15 号岸壁の耐震強化整備を進めます。 |
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緊急物資輸送対策の支援 |
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大規模地震発生時などの緊急物資輸送が確実かつ円滑に行われるよう、施設の応急復旧や緊急時の物資輸送に関し、四日市港運協会、三重県建設業協会四日市支部など関係団体と締結した協定について、情報伝達訓練などの実施により、緊急連絡体制などの確認を行うことで、その実効性を高めていきます。 |
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港湾における保安対策(再掲) |
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港湾関係の行政機関、港湾利用者等からなる四日市港保安委員会において、海上保安部、警察等の関係各機関との情報共有や、合同テロ対策訓練の実施などにより、四日市港の保安の向上と入出管理の強化を図ります。
また、ふ頭保安規程及び水域保安規程等の見直しや、それに基づく保安設備の整備・保守点検、対象港湾施設への出入管理の実施など、国際ふ頭施設及び国際水域施設への不審者・不審車輌等の侵入を防止することで、四日市港の国際港湾施設における活動の安全性を高いレベルで維持していきます。 |
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霞4号幹線の整備(再掲) |
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四日市港の国際競争力の強化と背後地域経済の一層の発展に欠かすことのできない霞4号幹線の早期供用に向け、事業主体である国と協力し、地元説明会の開催や関係行政機関との協議を引き続き行います。 |
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