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政策 3 環境にやさしいみなと・四日市港づくり |
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自然とふれあえ、人と生き物にやさしく、美しく、魅力があり、地域の環境や地球環境の改善にしっかり取り組んでいる、地球にやさしいみなと |
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施策 301 自然とふれあえる魅力あるみなとづくり |
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目 的 |
対 象 |
四日市港が |
意 図 |
自然と触れ合える憩いの場所となっている |
施策目標
項 目 |
四日市港の環境に関する情報発信件数 |
目 標 値 |
50件 |
現 状 値
(2010年度) |
34件 |
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〔施策目標項目の説明〕 |
四日市港の環境の現状や四日市港で実施される環境に関する啓発イベントなどの情報がさまざまな広報媒体を通じて発信されている件数 |
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四日市港の環境に関する情報等で、四日市市の広報紙、テレビ・ラジオ、新聞、情報誌、インターネット、機関誌などに情報提供、取材協力して掲載された件数 |
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四日市港の環境に関する情報等で、四日市港管理組合が発行する印刷物、管理組合ホームページでの掲載件数 |
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現状と課題 |
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2009年に策定した四日市港長期構想では、概ね20年後の四日市港のありたい姿として3つの将来像を描き、その一つに「環境にやさしいみなと・四日市港」を掲げています。近年、環境問題がますます多様化、グローバル化するなか、環境への取組がこれからの四日市港の港湾機能そのものを大きく支える力になると考えています。
また、四日市港には、千歳運河周辺の倉庫群、国の重要文化財及び近代的産業遺産に指定されている末広橋梁や潮吹き防波堤などの歴史・文化遺産があり、歴史的な景観を生かした港づくりを進めていくにあたって、その保全や活用が課題です。
これまで、四日市港においては、港内に残された自然海浜や干潟を保全し、誰もが容易に自然と触れ合うことができる「人と生き物にやさしい四日市港」の実現を目指し、環境学習の一環として、エコクルーズや干潟の生き物観察会を実施するなど、港の水質や干潟の重要性について理解を深める取組を行ってきました。
四日市港の水域における水質については、近年、改善傾向にあるところです。これは、港の周辺のみならず、この地域全体における環境への意識の高さをうかがわせる結果であると言えます。
四日市港管理組合も港を預かる立場から、水質調査をしっかりと続けていくとともに、自らも水環境の保全に貢献するための取組を進め、それらの情報を発信していくことが必要です。
また、将来的に、港内の環境保全活動を住民と協働して進めていくことができるよう、今から取り組んでいく必要があると考えています。 |
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施策の取組方向 |
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港内に残された自然海浜や干潟を保全し、誰もが容易に自然と触れ合うことができる「人と生き物にやさしい四日市港」の実現を今後も引き続き目指すため、自然環境の保全に留意していくとともに、藻場の再生等、生物多様性に富んだ自然環境の創造にも取り組んでいきます。また、海域環境の現状や改善のための取組を広く周知するなど、環境学習による啓発活動も進めていきます。
また、四日市港に今も残る歴史的遺産や文化遺産、貴重な港湾景観を保全するなど、良好な港湾空間の保全に取り組んでいきます。
さらに、四日市港の水環境を保全するため、水質等の調査を定期的に実施するとともに、啓発活動の実施や地域住民との協働を目指した対話を進め、四日市港の水環境の保全に努めます。
そして、これらの取組やその結果について、しっかりと情報を発信していきます。 |
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事 業
30101 |
良好な自然環境の保全 |
目 的 |
対 象 |
四日市港の自然環境が |
意 図 |
保全されている |
事業目標
項 目 |
環境啓発活動への参加人数 |
目 標 値 |
150人 |
現 状 値
(2010年度) |
88人 |
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〔事業目標項目の説明〕 |
四日市港管理組合が実施した環境啓発活動への参加人数 |
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事業の概要(主な取組) |
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環境啓発活動の実施 |
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エコクルーズ、自然観察会等を実施し、海域環境の現状や改善のための取組を広く周知するなどの啓発活動に取り組みます。 |
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自然海浜・干潟の保全 |
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楠・磯津地区や朝明地区に残る自然海浜、自然干潟等における生態系を維持するとともに、藻場の再生に取り組みます。 |
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生物多様性を保全する空間の整備 |
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石原地区において、野鳥等が飛来する緑地を新たに整備するなど、新たな環境空間の確保に取り組み、生物多様性の保全や、緑地による温室効果ガス削減の検討を進めます。 |
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緑地・公園の維持管理(再掲) |
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四日市港管理組合が管理する緑地・公園について、定期的なパトロールの実施など、適切かつ効率的に維持管理することで、四日市港を訪れる人々や、四日市港で働く人々が憩い、くつろぐことのできる空間を維持していきます。
また、緑地・公園のパトロールや清掃活動などについて、ボランティアなど多様な主体との連携を図ることで、よりきめ細かな維持管理に努めます。
さらに、点在する緑地や公園を一体的、連続的に利用できるよう、引き続き緑地・公園のネットワーク機能の強化に努めます。 |
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親しまれる空間としての整備検討(再掲) |
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四日市地区において、市民に親しまれる交流空間の形成を図るため、老朽化した千歳運河物揚場の石積みの補修や、緑地としての再整備に着手します。 |
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事 業
30102 |
港内の水環境の保全 |
目 的 |
対 象 |
四日市港の水環境が |
意 図 |
改善されている |
事業目標
項 目 |
四日市港水域におけるCOD測定結果の平均値 |
目 標 値 |
3.6mg/L以下 |
現 状 値
(2010年度) |
4.3mg/L |
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〔事業目標項目の説明〕 |
四日市港定期水質調査地点(5地点)でのCOD測定結果(年間75%値)の平均値 |
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事業の概要(主な取組) |
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水質調査の実施 |
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水環境をはじめとした港湾環境のデータを適正に把握し、良好な港湾環境を維持していくための港湾施策に活用するため、港内の水域5地点における水質等の調査を定期的に実施します。 |
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環境啓発活動の実施(再掲) |
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エコクルーズ、自然観察会等を実施し、海域環境の現状や改善のための取組を広く周知するなどの啓発活動に取り組みます。 |
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施策 302 環境負荷軽減への貢献 |
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目 的 |
対 象 |
四日市港の環境負荷が |
意 図 |
軽減されている |
施策目標
項 目 |
四日市港温室効果ガス削減方針に基づく新たな取組の実現数 |
目 標 値 |
1件/年 |
現 状 値
(2011年度) |
- |
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〔施策目標項目の説明〕 |
四日市港温室効果ガス削減方針に基づき、港湾管理者及び港湾に関わる事業者が毎年度新たに実現する取組の数 |
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現状と課題 |
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地球規模で進行する温暖化の抑止は社会的な課題となっており、四日市港における港湾活動にも環境への配慮が求められています。
四日市港管理組合においては、「四日市港管理組合地球温暖化対策実行計画」に基づき、地球温暖化の主要因とされる温室効果ガスの排出抑制に取り組むとともに、地域と連携した環境保全活動、グリーン物流の促進等により四日市港や背後圏の環境負荷軽減にも取り組んできました。
また、地域連携によるCO2排出削減の取組としては、2008年度より霞地区のコンビナート企業等が主体となり実施している「霞ヶ浦地区環境行動推進協議会」(KIEP's協議会)活動に管理組合も参画しており、エコ通勤の実施や、ライトダウン運動、環境セミナーの開催等を連携して行ってきたところです。
今後、四日市港における環境負荷を軽減していくためには、管理組合としてできることをしっかりと成し遂げることはもちろんのこと、県民・市民、直背後のコンビナート企業、港運企業、行政等とこれまで以上に連携・協働していかなくてはなりません。 |
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施策の取組方向 |
四日市港管理組合が、港湾における環境負荷軽減への取組の先進的な役割を果たしていくため、引き続き、四日市港管理組合の活動による温室効果ガスの排出を抑制していくとともに、四日市港温室効果ガス削減計画の作成に取り組むなど、コンビナート企業や港運企業、行政等と連携をしながら四日市港全体での環境負荷の軽減を目指します。
また、内航海運の活用や最寄港である四日市港利用による陸送距離の短縮などグリーン物流の促進によるCO2排出量の削減、四日市港における荷役作業などに伴うCO2排出量の削減を進めていきます。
さらに、地域と連携した伊勢湾再生に向けた取組や「霞ヶ浦地区環境行動推進協議会」(KIEP's協議会)の活動に参画することを通じて、四日市港や、その周辺の環境を地域全体で守っていくための体制づくりにつなげていきます。 |
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事 業
30201 |
地球環境問題(CO2等削減)への取組 |
目的 |
対 象 |
四日市港から排出される温室効果ガスが |
意 図 |
削減されている |
事業目標
項 目 |
四日市港管理組合の事務及び事業活動に伴い排出される温室効果ガスの排出量 |
目 標 値 |
1,736トン以下
(2012年度) |
現 状 値
(2010年度) |
1,772トン |
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〔事業目標項目の説明〕 |
四日市港管理組合の事務及び事業活動に伴い排出される温室効果ガス排出量(CO2換算値)
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事業の概要(主な取組) |
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地球温暖化対策実行計画に基づいた取組の実施 |
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四日市港管理組合の活動に伴い排出される温室効果ガスが、2000 年度の基準排出量以下の水準を維持し続けるよう、地球温暖化対策にかかる職員研修など、「四日市港管理組合地球温暖化対策実行計画」に基づき、温室効果ガスの排出抑制に取り組みます。 |
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港湾活動に伴う温室効果ガス排出削減の推進 |
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四日市港温室効果ガス削減計画の作成に取り組むとともに、港湾関係事業者との意見交換等を行って港湾の低炭素化を推進します。 |
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グリーン物流の促進(再掲) |
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荷主企業から好評を得ているグリーン物流促進補助制度を継続実施し、環境負荷低減と物流コスト縮減の両面から四日市港利用を働きかけていきます。 |
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生物多様性を保全する空間の整備(再掲) |
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石原地区において、野鳥等が飛来する緑地を新たに整備するなど、新たな環境空間の確保に取り組み、生物多様性の保全や、緑地による温室効果ガス削減の検討を進めます。 |
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事 業
30202 |
地域環境の保全 |
目 的 |
対 象 |
四日市港と周辺の環境が |
意 図 |
地域で守っていく体制になっている |
事業目標
項 目 |
KIEP'sで実施するエコ通勤への参加率 |
目 標 値 |
50% |
現 状 値
(2010年度) |
30% |
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〔事業目標項目の説明〕 |
霞ヶ浦地区環境行動推進協議会(KIEP's)で実施しているエコ通勤への四日市港管理組合職員の参加率 |
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事業の概要(主な取組) |
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地域連携による環境貢献取組 |
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霞ヶ浦地区立地企業で組織する協議会「霞ヶ浦地区環境行動推進協議会」(KIEP's協議会)に四日市港管理組合も参画し、温室効果ガス削減をはじめとした地域環境保全活動に取り組みます。 |
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伊勢湾再生に向けた取組 |
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伊勢湾流域圏の自治体で構成する伊勢湾再生推進会議と協力し、水質一斉モニタリングの実施や啓発活動を行うほか、情報の共有を図ることで伊勢湾の環境改善に向けた取組を進めます。 |
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放置艇対策の推進(再掲) |
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港湾区域内にけい留されているプレジャーボート等の放置艇が秩序正しくけい留され、地域住民の周辺環境に悪影響を与えることのないよう、四日市港の実情に即した放置艇対策に取り組んでいきます。 |
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霞4号幹線の整備(再掲) |
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四日市港の国際競争力の強化と背後地域経済の一層の発展に欠かすことのできない霞4号幹線の早期供用に向け、事業主体である国と協力し、地元説明会の開催や関係行政機関との協議を引き続き行います。 |
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水質調査の実施(再掲) |
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水環境をはじめとした港湾環境のデータを適正に把握し、良好な港湾環境を維持していくための港湾施策に活用するため、港内の水域5地点における水質等の調査を定期的に実施します。 |
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