整理 番号 | 提出された意見の概要 | 意見に対する四日市港管理組合の考え方 |
2 |
新港(霞ヶ浦地区 物流関連ゾーン)については、安全上の事も考えて100%物流基地として位置づけてもらいたい。 |
今回の港湾計画では、霞ヶ浦地区南ふ頭及び北ふ頭は、外貿コンテナと外貿バルクの取扱いを中心とした外貿機能の拠点とし、これらに対応した施設配置を計画しています。 |
3 |
四日市港への要請のなかで、「伊勢湾地域における諸港湾との適切な機能分担」とあるが、港湾機能の利用については市場経済のもと、船会社・荷主等、経済主体が自主的に判断することであり、管理者が決めることではないと考える。 |
施設の規模・配置を計画するにあたっては、伊勢湾における適切な機能分担のもと取扱い貨物量の需要予測を行い、それに見合った施設を位置付けています。 なお、施設の利用については、ご意見のとおり、船会社・荷主等の判断により行われると考えています。 |
4 |
臨港道路霞4号幹線は、莫大な赤字財政状況のもと、この整備は不要です。 港湾より国道23号への乗り入れの必要性を考えれば、建設中の橋脚を利用し、川越高松三叉路に接続するショートカットするのがベストと考えるがどうか。 国道23号の交通渋滞をしているのは港湾道路より午起方面以南と混濁している。計画通りでも、時間短縮は7分と聞くが、その有効性は? |
臨港道路霞4号幹線は、四日市港の国際競争力の強化と背後地域経済の一層の発展に欠かせない重要な道路であり、その整備には大きく3つの目的があります。
@霞ヶ浦地区発着の港湾関連交通を円滑に伊勢湾岸自動車道みえ川越インターチェンジに連絡し、貨物輸送の定時性・即時性を確保すること A霞ヶ浦地区で発生する港湾関連交通が、国道23号など周辺道路に、これ以上環境負荷をかけないこと B霞ヶ浦地区と背後地域を結ぶ道路は臨港道路霞1号幹線しかないことからリダンダンシー(代替性)を確保すること
これら3つの目的を達成するためには、霞ヶ浦地区から国道23号を経由することなく伊勢湾岸自動車道みえ川越インターチェンジに円滑に連絡することが必要であると考えています。 |
5 |
臨港道路霞4号幹線は、高松海岸南の地点で国道23号に接続し、同海岸以北の建設を中止すべきである。 |
7 |
四日市港の長期構想では、都市、住民への貢献が重要な柱になっています。 我々の国の財政運営が異常である現実この幹線ルートが素人にも財政共々異常で情けない。 四日市港からの道路が必要で有るなら国道23号への接続方法を考えるべきである。 |
11 |
川越町高松地区内で国道23号に接続するショートカット案を要望する。 |
15 |
霞ヶ浦北ふ頭からの幹線ルートを高松海岸の手前で国道23号に接続するショートカットを要望する。 |
18 |
莫大な赤字財政の状況下では、規模縮小の計画変更もよいのではなかろうか。 既に着工された部分を活かして最も効果のあるショートカットの提案をします。 |
21 |
富洲原工業団地を通って国道23号(立体交差)に出れば高速道路のインターまでも近いし建設期間、建設資金も少なくなるものと思います。 |
8 |
霞地区は、コンビナート関連企業や物流関連企業が多数操業し、多くの労働者が働く、地域社会にとって欠かせないエリアです。 このエリアの中でも臨港道路霞4号幹線に関わる整備計画は、物流面、防災面等から考えても一刻も早い完成が必要であると考えています。 |
臨港道路霞4号幹線は、四日市港の国際競争力の強化と背後地域経済の一層の発展に欠かせない重要な道路です。 従って、この臨港道路霞4号幹線の整備については、引き続き、事業主体である国土交通省と連携を図りながら早期供用を目指します。 |
9 |
臨港道路霞4号幹線の整備については、単なる道路整備ということではなく、企業の競争力強化から導かれる地域産業の更なる発展、霞地区の労働者や地域住民の防災対策としても必要不可欠な産業基盤、社会生活基盤としての整備計画であり、一日でも早い完成が望まれます。 |
10 |
霞大橋で2回以上も信号待ちさせることは、避けるようにしないといけない。 将来の多様な経済活動を担保し、かつ温室効果ガスの削減に貢献する臨港道路霞4号幹線を「みえ川越インターチェンジ」に早期に直結するよう整備をしていただきたい。 |
四日市地区には、今後利用できなくなる施設が増えてくることが目に見えています。利用しない施設を放置するのではなく、第1ふ頭・第2ふ頭間の埋立など、あるものは有効に使う手段を考える必要があります。 また、既存の各施設ごとの取扱貨物にこだわることなく、霞地区も含めた広範囲での利用変更を検討していただきたい。 |
今回の計画では、昭和初期に整備された四日市地区の第1ふ頭や旧港の面影を残している石積み構造の千歳運河沿いの物揚場を緑地として位置付け、老朽化した既存施設の有効活用を図ることとしています。 また、四日市地区で行っている内貿自動車の取扱いを霞ヶ浦地区に集約し、完成自動車(輸出、移出入)の内外貿一体で効率的な取扱いを計画するなど、霞ヶ浦地区も含めた広範囲での利用変更を想定した計画となっています。 |
23 |
幾度の説明会にて、本日の貴重な御意見、趣旨持ち帰り良く検討のうえ返答します、とのことだが、何時返答が頂けるのか。 |
今回の四日市港港湾計画(改訂案)にかかる意見募集において、皆様からいただいたご意見についての四日市港管理組合の考え方は、ホームページ上で2月15日から公表していますのでご覧下さい。 |
整理 番号 | 提出された意見の概要 | 意見に対する四日市港管理組合の考え方 |
4 |
臨港道路霞4号幹線は、曲線部分が多く、また、道路も平坦部分が少なく、冬場の凍結、強風時の通行、事故対策の問題(メリットよりデメリットが大)があって非常に危険な利便性のない道路であると思われ、不要と思うがいかがか。 |
臨港道路霞4号幹線は、事業主体である国土交通省において、「港湾の施設の技術上の基準」 ※ 等に基づき、適切に設計されているものです。 また、臨港道路霞4号幹線の運用に際しては関係機関とも連携し、適切な安全対策を行うとともに、適切な維持管理に努めていきます。
※港湾法第五十六条の二の二に基づき、港湾の施設は、技術基準対象施設に必要な性能に関して国土交通省令で定める技術上の基準に適合するように、建設し、改良し、又は維持しなければならない。とされています。 |
17 |
臨港道路霞4号幹線は曲線部分が多く、平坦部分も少なく、冬場の凍結、強風時の通行に危険な道路だと思います。 |
18 |
僅か4.1kmの専用道路でありながらアップ・ダウン及び九十九折れの構造上重大事故の誘発は明らかである。 ドライバーのマナーも必要ではあるが同時に事故回避の道路構造及び管理も必要であり、暴走誘発区域を造らない(少なくする)ことも良いのではないか。 |
16 |
工事期間中、海岸堤防の機能は確保出来るのか。 |
事業実施により、海岸保全施設に影響を及ぼす場合、その機能を確保したうえで、工事を行うことになります。 |
19 |
港湾及び海岸の整備、緊急時等の応急復旧工事には欠かせない作業船の安全で安心の出来る「作業船けい船場」を設ける必要性があり、計画に入れることをお願いしたい。 |
工事作業船の係留場所については、既存の係留施設の有効活用を図ることとし、浜園地区の浜園船だまり、霞ヶ浦地区の霞西船だまり、四日市地区の旧港船だまり、千歳運河船だまり及び岸壁(W10、W12)としています。 |
プレジャーボートの計画船だまりと現在作業船けい留場所が船舶航行に安全上適していない。 プレジャーボートはドーム側の水域にけい留場所を計画した方が安全である。 |
プレジャーボートの収容施設については、航行安全や周辺環境への影響等を考慮し、富双緑地前面に位置付けました。 当該緑地周辺には、近隣に住居が無く、また、十分な駐車場の確保も可能です。四日市ドーム前面の水域には、危険物取扱桟橋が設置されており、危険物積載船の往来も多く、水域も比較的狭いことから、計画場所として選定しませんでした。 |
22 |
プレジャーボートは、現有として、四日市競輪場の東側と、富州原の運河内に、ありますし、空きもあるので再思案をどうでしょうか? |
整理 番号 | 提出された意見の概要 | 意見に対する四日市港管理組合の考え方 |
6 |
磯津・楠地区は大規模な埋立は撤回されたものの「都市機能ゾーン」の埋立が残されている。 これは下水処理場の拡張計画に沿うものだが、今後の利用人口に大幅な伸びは考え難く、現状で十分機能しているのであって埋め立てる必要性はないと考える。 |
今後の下水道の整備の進捗に伴う流入量の増大により、南部浄化センターの既存敷地内の計画処理能力では対応できなくなるため、事業主体である三重県は、海上埋立による処理場の拡張が必要であるとしており、港湾計画では都市機能用地として位置付けています。 |
朝明地区を「環境保全ゾーン」としながら、依然として「臨港道路霞4号幹線」計画が続行されている。 高松干潟での野鳥等の保護を考えれば趣旨と反する計画である。また、交通渋滞緩和の目的も効果は少なく、湾岸道路との接続も不明であり、計画の見直しをぜひ行うべきである。 |
臨港道路霞4号幹線の整備には、前述のとおり、大きく3つの目的があります。
@「貨物輸送の定時性・即時性の確保」 A「国道23号の環境負荷増大の回避」 B「リダンダンシー(代替性)の確保」
これらの目的を達成するためには、霞ヶ浦地区から国道23号を経由することなく伊勢湾岸自動車道みえ川越インターチェンジに円滑に連絡する道路が必要であると考えています。 港湾計画に位置付けているルートは、高松海岸部の堤防内に橋脚を計画し、整備していくものであり、外側の海浜部に直接的な影響を与えないものです。 なお、今回の計画ルートの環境への影響については、事業主体である国土交通省が設置している「四日市港臨港道路霞4号幹線事業実施に伴う懇談会」 ※ に報告され、環境への影響は軽微とされています。
※四日市港臨港道路霞4号幹線事業実施に伴う懇談会とは、事業主体である国土交通省が、臨港道路霞4号幹線事業を進めるに当たり、「霞4号幹線調査検討委員会」(事務局:四日市港管理組合、開催時期:平成12〜15年度)において示された提言やその付帯意見との整合を図るため、公正・中立の立場から助言・指導を行うことを目的として設置されているものです。 |
10 |
途中通過する朝明干潟は、川越地区の埋め立てに伴い大きく成長したものではあるものの、干潟の重要性から悪影響を最小限にするように努力していただきたい。 |
11 |
川越町高松地区内で国道23号に接続するショートカット案を要望する。 環境保全に対する地元住民の気持ちが汲み上げられていない。 |
13 |
高松海岸の自然を守るためにも、規模縮小の国道23号への途中接続を考えるべきではないか。 |
24 |
霞4号幹線は、市民感覚でいうと「必要がない」思います。 景観がまるで変わってしまいます。 高松海岸はみんなの財産です。 |
12 |
公園内を道路が通る案に決定した事が一般人では、考えられない。 |
今回の港湾計画では、川越町内の川越緑地公園付近で施工時および供用時における沿道企業への騒音、振動による影響が懸念されるため、臨港道路霞4号幹線のルートを変更しています。 事業主体である国土交通省は、臨港道路霞4号幹線を公園側へ移動することに伴い、川越緑地公園を再整備することを検討しています。 事業実施に際しては、現在生育している樹木等を有効に活用しつつ、公園の機能と面積をほぼ同位置で確保したうえで、臨港道路霞4号幹線の高架下も公園と一体利用を可能とするよう検討しています。 |
13 |
中電公園の隔離緩衝帯の役割と希少な緑地を守るべきではないか。 |
14 |
現在の川越緑地公園内の、西側を高架道路が通過する場合は、第2期線(4車線)が、更に、これに沿ってこの西側を通れば、現在の町道が、現駐車場に移設されることが予想される。 又、高架下の空間は完全に緑地公園の機能を消失(日照不足、陰気、騒音、排気ガス、障害物(橋脚)などのため)させるのではないか。 別途、約1万平方米の南福崎区の既に要望している公園整備が必要と考えられます。 |
15 |
南福崎区民は、霞4号が川越緑地公園内を大型トレーラで通る場合は、別途、約一万平米の公園用場を要望しております。 当該事業は中止すべきです。 川越町南福崎区にとっては、無用です。 |
16 |
川越緑地公園は町民の憩いの場であり、なくす事は非常にもったいないと思う。他に移動することは出来ないのですか? |
17 |
川越緑地公園は不測事態の隔離緩衝帯機能と希少な緑地であり、長年をかけて成長した木々により憩いの場になっており、これをなくすのはもったいない。 |
20 |
生活環境への影響軽減等のため道路の法線を一部変更するのであれば、地域で唯一の貴重な川越緑地公園内へ道路を通すのは考えられない。四日市港の長期構想では、「地域に貢献する」・「環境に貢献」等うたわれていますが、今回の港湾計画の改訂では、川越地区では地域を壊し、地域の環境を破壊する以外のなにものでもないと考えるがいかがか。
どうしても公園内を通すのであれば、別途、公園整備を要望します。 |
25 |
今回の計画で磯津漁港沖、吉崎海岸前の広大な埋め立て計画が撤回されたことは結果としては歓迎すべきことですが、その計画そのものを住民のみなさんご存じありません。 計画立案、周知徹底は住民にとって良きにつけ悪しきにつけ十分になされるべきです。
楠・磯津地区に限っていくつか具体的提案です。
1.楠地区の都市機能ゾーンは十二分に排水をチェックすべきです。見た目で透明度がきれいでは不十分です。とりわけ、窒素分の除去に配慮すべきです。
2.今日も「牡蠣をはがしてきた」という川漁師に会いました。本川河口右岸では大きな牡蠣が取れます。これは食資源でもあり、観光資源です。
3.「廃棄物処理ゾーン」としている三田町のことです。今は、渡り鳥が敵を逃れる休息場所になっています。植生としては、ヘビノボラズというハンノキの仲間が生え始めていますが、ここは湿地帯として保存可能です。ここに関して
@周回道路を整備する。ミニマラソンコースとしても。自転車道も可。
A自然公園化する。
B釣りスポットとする。
C浚渫土砂の作業は必要でしょうから、それも見学場所として観光化する。
D野鳥保護区も設定する。
4.三田町と磯津・吉崎をつなぐ安全なミニ観光船を就航させ、一体的な整備を進める。
5.三田町はいざ大地震となったときは、流動化現象が考えられるが、一次避難所としての機能構築は可能と考える。
6.磯津周辺を「公害克服ゾーン」として、資料館整備と共に、学びとスタディツアーの拠点として整備する。
|
今回のパブリックコメントの実施にあたっては、報道機関への資料提供、四日市港管理組合ホームページへの掲載等により周知しています。 また、新しい四日市港港湾計画につきましては、その概要を公示するとともに、その内容については、報道機関への資料提供、四日市港管理組合のホームページへの掲載等を予定しています。 今後とも、県民・市民の方々への広報活動に努めますので、ご理解願います。
石原地区の「廃棄物処理ゾーン」につきましては、今回の港湾計画で、浚渫土砂等の海面処分用地として位置付けています。なお、将来的には「四日市港長期構想」において、新たな産業空間として活用することとしています。
その他のご意見については、港湾計画で定めることではありませんが、四日市港管理組合としても、今後の港湾運営の参考とさせていただくとともに、三重県、四日市市の関係部局にも情報提供させていただきます。 |