@港づくりに対する港湾管理者の考え方

 四日市港管理組合では、港湾の経営を適切かつ効果的にマネジメントするためのツールとして、平成16年度以降、「四日市港政策推進プラン」を策定し、これに基づき政策推進を図ってきたところですが、当該プランにおける政策推進の方向性が、この「地域に貢献する、なくてはならない存在としての四日市港づくり」となっています。

 この考え方、方向性は、四日市港としてこれからも限りなく追求していかなければならない目標であり、まさに長期構想の作成にふさわしいと判断し、その基本理念としています。


これから特に重点的に取り組んでいきたいこと

 環境問題がますます多様化、グローバル化し、港湾分野においても地球温暖化防止などへの対応が求められるなか、四日市港におけるこれからの環境への取組は、自然環境の保全・再生・創出だけにとどまらず、その取組自体が四日市港の港湾機能そのものを大きく支える力になるように考えていかなければなりません。

 例えば、四日市港の利用者に対して、コスト、スピードに加え、「環境貢献」を第三のサービスとして提供することを新しい力として付加することもその一つです。

 このような考え方のもと、四日市港管理組合は、低炭素社会の実現等に向けて、地域の環境や地球環境の改善に積極的に取り組もうとする『環境に重点を置いた港づくりや港の運営』を港湾行政の基礎に置いて、これからも「産業・物流を支える港づくり」や「親しまれる港づくり」、「安全・安心な港づくり」にしっかりと取り組んでいきたいと考えています。