D四日市港の将来像

空間利用ゾーニング(全体)

 「物流」、「産業」、「交流」、「環境」という4つの機能は、それぞれが相互に関わりあい、又内陸部とも密接な関係を持ちながら、展開されていきます。このため、それぞれの機能のバランスや物流と人流の安全な動線確保などに留意しつつ、将来の四日市港の空間利用を考えると、下図のとおりとなります。

 「物流ゾーン」や「産業ゾーン」は、霞ヶ浦地区、四日市地区及び既存のコンビナート企業用地等を中心とする海側の空間となります。この空間は、主として物流機能や産業機能の拡充をめざし取組を進める空間ですが、四日市地区では重要文化財や千歳運河沿いの景観を活用した産業と密接に関係する交流機能を展開するなど、この中においても交通アクセスに留意しつつ、必要な限りの交流機能や環境機能の拡充をめざした取組を進めたいと考えています。

 一方、「交流ゾーン」や「環境ゾーン」は、今も自然海浜が残る磯津地区や楠地区、貴重な干潟が残る朝明地区から富双地区、浜園地区、霞ヶ浦地区に至る一連の水際線の空間であり、主として交流機能や環境機能の拡充をめざした取組を進める空間となります。